杜仲茶のダイエット効果
胆汁酸とは?
胆汁酸は、胆のうで貯められて胆液の主成分として小腸に分泌されます。
そこで脂質の消化吸収を助ける働きをし、95%が再吸収され肝臓にもどります。
これを腸肝循環とよび、1日4~12回繰り返されます。
胆汁酸が基礎代謝をあげる働き
腸肝循環により再吸収した胆汁酸は、血液中でホルモンのような働きをして、脂肪燃焼の指示を出します。
これを受けた肝臓、筋肉、脂肪細胞が脂肪の代謝を促し、臓器別に基礎代謝をあげる働きをします。
参考:科学誌「ネイチャー」
M.Watanabe et ai., Nature 26 (2006) 484-489.
胆汁酸のしくみ
「胆汁酸」は、
小腸に分泌され、脂質の消化・吸収を助ける。
アスペルロシドが代謝を上げるしくみ
杜仲茶の胆汁酸を介した働き
アスペルロシドは小腸に働きかけ、胆汁酸の分泌を増やします。
分泌された胆汁酸は肝臓、筋肉に働きかけ、脂肪を燃やすので、結果内臓脂肪を減らします。
胆汁酸分泌を増やすことは、代謝の高かった若いころに戻すことなので、無理なダイエットと異なり、
体に優しい臓器別ダイエットと言えます。
杜仲茶は胆汁酸分泌を高める
杜仲茶に含まれる“アスペルロシド”は小腸に働きかけ、胆汁酸の分泌液を増やす作用があります。
増えた胆汁酸が代謝を高める
分泌された胆汁酸を介して肝臓、筋肉、褐色脂肪細胞で脂肪の代謝が促進され、基礎代謝が高まります。不足するエネルギーは白色脂肪に溜められた脂肪から引き出されるので、結果脂肪細胞が小さくなっていきます。
研究報告者
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 兼
医学部 兼 環境情報学部 教授
SFCヘルスサイエンスラボ 代表
博士
渡辺 光博